そんなことを言っていたら太陽が顔を出した。 光輝く太陽が眩しくて、でも綺麗で 泣けてきた。 「今年も精一杯生きよう。」 私はそう誓ったのだった。 「由茉、新年の抱負は?」 「抱負?」 「意気込みみたいな。 やりたいこととか。」 爽が聞いてきた。 「そりゃもちろん 精一杯生きる。 生きたくても生きられなかった人のためにも。」 ね、美波…。