私はいつもの部屋へ入った。


「湊?どうしたの?」


私は湊の横に座って聞いた。

でも湊はなにも答えてくれない。


「………?

どうしたの?

なんでそんな機嫌悪いの?」


クスクスと笑い声が聞こえて目線を向けると

にこにこしてる爽がいた。


「湊は由茉が構ってくれないから

拗ねてるんだよ。」


「え、そうなの?」


それでも湊はなにも答えない。


「みーなーとー?」


「………………」


「喋ってくれないと相手できませんよ~?」


「…腹へった」


「あ、やっと喋った!

じゃあご飯いく?」


「行く。」


「みんなは?」


「俺らはいいよ、2人で行っておいで。」


そう言ったのは爽だった。


「うん。

じゃあ湊行こ?」


私たちは二人で外へ出た。