生きる。




「湊ー!おーきーて!」


ゆらゆら揺らしてみる。

うーん。起きない。


「みーなーと!」


耳元で言ってみるが…起きない。

とにかく揺らしまくる。


「湊ー!起きて!

起きてくれなきゃ一人で帰っちゃうよー」


んー…困ったなぁ…


「みーなーっわっ…!」


急に腕を引かれて抱き締められた。


「湊…?寝ぼけてる?」


「…………み、なみ……」


美波?

あぁ、美波と勘違いしてるのか。


はは、私由茉だよ。

………ごめんね、美波じゃなくて。


自然と涙が出てきた。

私は湊の腕から抜けて涙を拭いて下へ降りた。