すきだから

「・・・わ!凄い・・・!!」

窓から街のイルミネーションを見て、思わず驚きの声を上げた。

「凄いでしょ?どうしてもこれを2人で見たかったんだ。・・・綺麗だろ?」

「うん。綺麗・・・。どんな宝石よりも、輝いてるよ」

千歳は私の後ろに立つと、後ろから私を抱きしめた。

千歳の吐息が髪にかかる。
私の鼓動は早く脈を打つ。

「ずっとこうしたかった。・・・夢のようだ」

そう言って、千歳は私の髪に顔を埋める。
一気に自分の体温が上昇したように、身体全体が熱くなった。

「恥ずかしいよ・・・千歳。人が見てるよ」

「大丈夫だよ。こんなにロマンチックな場所で、俺達の事なんか誰も見てない。みんな自分達の世界に浸ってるさ」