すきだから

知らない内に、頬に冷たい液体が伝う。
この涙がどんな意味で流れているのか、今の自分には理解できていなかった。

悲しいからなのか、
苦しいからなのか、
後悔からなのか。

多分いろんな感情が混じった、そんな涙なんだと思う。

「遅いよ、雄太。・・・もう私の雄太に対する気持ちが消えちゃった。あれだけ好きだった想いも、あの時、あの言葉と雄太の態度で、すっかり無くなってしまった」

「・・・ウソだろ?あれだけで無くなるって、それだけ俺への気持ちはそんなに・・・」
「嘘じゃない!!!私の気持ちを軽く考えていたのは雄太じゃない!!!」


雄太の言葉を遮るように、私はそう叫ぶ。

雄太は私のその言葉に、何も言えなくなった。