あ、危なかった......。







「......くっ、怜桜、悠。テメェら紗久にまた何かしたら今度こそ体中穴だらけにしてやるからな」






「はーい」






「.........」









海の社会科見学が始まってまだ数分しか経っていない。




それなのにこれとか......。







「.........はぁ」







私は怜桜と悠を睨むお兄ちゃんとただ微笑むだけの悠と無表情の怜桜を見て大きなため息をついた。







不安だ。