「早く会いたいなぁ…」 忘れ物がないか、バッグの中身を確認しても5分も経っていなくて。 …早く過ぎて欲しい時間って、長いなぁ…。 そうやって、ひたすら鏡で髪型をチェックしたりして。 そしてやっと、九時半になった。 「よし、もう行こう!」 家で待ってるのも駅で待ってるのも同じだ! と思って、ブーツを履いて家を出た。