そっと、私の頬に触れた彼の手。 言葉とは裏腹な優しい触れ方に、きゅっと胸が締め付ける。 キスされる…? 反射的に目を閉じたけど、唇に触れる感触はない。 ーースルッ 目を開けると、朝比奈先輩の手には私の頭にあったはずの青いハチマキ。 「え…」 朝比奈先輩は、私のハチマキをゆるく首にかけた。