約束は永遠に

優しくリリィを抱きしめた。

ディルに抱きしめられるのはいつ振りなのだろうか。
子供の頃よりは大分身体は大きくなっているけれど、温もりは変わらない。


「リリィ。この命はリリィと共に」

リリィは無言でディルの身体に腕を回した。

「・・・いいの?こんな私で・・・」

「君と不幸になるのなら、それも本望さ。全てがリリィと一緒ならば」


この先の人生が決して明るいものになるとは思わない。
彼を幸せにする事もできないだろう。


それでも。
抱かれた身体を離したくはなかった。


小さい頃の夢が、こんな形とはいえ叶うのだから。



リリィは彼の腕の中で、静かに涙を流し続けていた。