部屋につき、望愛を俺のベッドに座らせた。 「望愛。」 ビクッと上がった肩。 俺はゆっくりと淡い青のアルバムを佐藤の前に差し出した。 「これは、佐藤が俺にくれたやつ?」 と聞くと、 戸惑いながらも、コクンと頷いてくれた。 「話し、聞かせてくれる?」 唇を噛み締めて視線を彷徨わせる佐藤、 「話して、佐藤。」 今度は、強く言うと、 佐藤は、ゆっくりと、話し始めた。