「望愛は?!」 「愛兄の、名前呼びながらうなされてるっ。」 望愛の部屋について、開けると、 顔を真っ赤にして、辛そうにしてる望愛。 「望愛っ。」 俺は望愛を毛布でそっと包んで優しく抱き上げたまま、走り出した。 玄関を出ると、 親父の車。 「おやじっ!」 「愛希!早く乗れ! 病院にはもう言っといた!」 「さんきゅ!」 俺は望愛を抱えたまま光と車に飛び乗った。