「蓬」

「っはい!」

「…約束、覚えてるか」

「あたりまえです!!…今、全力でお父さんの足取りを追ってます。絶対に、見つけます。絶対に約束果たしますから!!」

「あ、ありがとな」

「それは、見つけた時に言ってください!」

 勢いに押されてるあきくんは、次の瞬間噴き出して、いつものあきくんになっていました。

「そういえば、キャンプの話、清牙さんによろしく伝えといて」

「はい!お父さん喜びます」

 家の前まできて、あきくんは1人暮らしをしているアパートに帰っていく。

 それを見送って、家の中に入る。

 キャンプ、楽しみです!