「あ、玲、おかえりー!」


思わず顔を上げると、


お袋が顔を出した。


やっぱり、

どんなに待っても唯は、こない

唯どこに行っちゃったんだよ…

お袋はそんな俺を見て瞳を揺らす。


唯、唯に会いたい。

思わず、2人を抱きしめる手に力がこもった

「「ぱぁぱぁ?」」

クリクリの瞳で俺を見上げる天使達。

2人の頭を撫でて、

笑いかけた。