学校のカバンと、制服を持って家を出て、 玲くんの家へ戻った。 「玲くん〜」 「んー。」 「抱きしめて?」 と笑って、手を広げると、 驚いた顔をした玲くんは、 私を抱きしめてくれた。 「へへっ、玲くん大好きっ」 「ったく、可愛すぎんだろ。」 多分気付いてたんだと思う、 私が、怖いと思ってるのを、 でも、大丈夫、 負けないよ。