「さて。今日はどこに行こうか」 「ん〜……お鍋食べたい!」 「はははっ。じゃあ、鍋パーティーしよ!」 「うん!」 うっすらと白く染まった住み慣れた街を二人。 寄り添いながら歩く。 もう悲しみの涙流れない。 あなたの隣をこうやって歩く幸せ。 あなたの温もりを感じられる幸せ。 すべてが私にとっては大事な大事なもの。 もう手放すことはない。