「おう!誠久しぶり」


「久しぶりと言っても先月来たじゃん」


「そうだっけ?
えっ???あれ???」


板前のオヤジさんはあたしを見て
びっくりしている。


「あんたはえーとぉー
昔来たことあるよな
おう!そうそう!誠の彼女」


「あ・・・はい
以前はお世話になりました」


「お世話なんてしてないよ~
うん?二人で来るってことは?
復縁した?」


「違いますよ」
と言うあたしの言葉を消すように
「そーなんだよ ついこの前
再会してねぇ~盛り上がったところ」


「そーかそーかよかったな
お似合いだぞ!
彼女さんは綺麗になったなぁ~」



オヤジさんが他人の対応に行ったすきに
「なんてこと言うのよ!復縁とか
ありえない」
と 誠を責めると
「それもありじゃない?
お前の彼氏はあんなんだし
オレとの方が幸せになれると思うよ」
と 冗談でも言って欲しくないことを
誠は言った。


「もう!!!帰る!」


怒って席を立った。


「嘘だよ嘘
怒んなって!」


「離して!」


「帰らないと言うならね」


「帰らないから離して!」


さっきといい今といい
来るんじゃなかったと後悔。