お気に入り同期と恋人ごっこ



打ち合わせも終わり自分の部署へ戻るが
もちろん誰も居ない。


「ヨッ!」


「あ・・・ま・・・こ・・・と」


「何だよそんな途切れ途切れに名前を
言わなくてもいいだろ もう誰も
居やしないよ」


「仕事終わったの?」


「うん
しかしお前の彼氏大丈夫か?
女と帰ってたぞ」


工藤さんね。。。


「知ってるよ」


「知ってるって浮気されてんのか?
それで黙ってんのか?」


「そんなんじゃないって」


「へぇ~ 以前の朱音とは偉い違いだな」


「心が広くなったと言ってくれるかな?」


別に心が広くなったわけでもない
あたしは以前のまま変わらない。


気になって気になってしょーがない。


だけど言えるはずないじゃん
付き合ってないんだもん。


「あまり放置しない方がいいよ
やりたい放題されちゃうぞ!」


だ・か・ら彼氏じゃないんだってば!!!
なんて言えない。


「大丈夫なの!
お疲れさまでした」


このまま居たら泣きそうになっちゃう。
逃げるのが一番だ。