お気に入り同期と恋人ごっこ



ハラハラドキドキの1日は
あっという間に終わりを告げた。


「お疲れさん」とみんなが帰っていく中
あたしは伊藤さんとの打ち合わせがあるため
帰ることが出来ない。


もちろん奥野さんも「お疲れさん」
と帰える準備に取りかかってる。



すると「奥野さーん」と工藤さんが
奥野さんのもとへと訪ねてきた。


「うん?何?」


「一緒にご飯いきません?」


「ご飯か。。。
あ~あ いいね!」


「やったぁ!じゃあ準備してきますね」


チン・・・
あたしの心にドンマイというかの様な音がした。


迷う仕草もなく即答で『いいよ』か。。。


「上野」


「な・何?」


「お先にな」


お前も行く?終わるの待ってるよ!
なんて言葉を待ってるあたしだったが
奥野さんの言葉は「お先にな」だった。


「あ・・・うんお疲れ!」


あたしは気持ちを切り替えられるまま
3階の伊藤さんの元へと行ったのだった。