お気に入り同期と恋人ごっこ



「立ったまま居ないで座れば?」


「うん・・・なんか
緊張してきた」


「緊張?今さら?アハハ」


バカ笑いする奥野さんに
「笑うな!」と膨れてみせた。


「もー!ここ座って!」


自分の横にスペースを作った。


「じぁ・・・」


恐る恐るその横に座ると
「あ~やっと捕まえた」
と言いながらあたしを
ぎゅっと抱き締めた。


「ねぇ~奥野さん
あたし・・・奥野さんの彼女だよね?
彼女になったんだよね?」


「えっ???そのつもりだしぃ~
えっ?反対にそうなってないの?」


「付き合おうとかそんな話した?」


「・・・はぁ~
頭痛くなりそう・・・」


「頭痛くなりそう?
あ~!そうですか!
あたしと居たらそうなるわけね」


「本当にバカで鈍感」


「嘘だよ・・・
そんな冗談言ってないと
あたしの心臓爆発しそうだから」


「なんで?爆発するわけ?」


「そこ聞く?」


「言ってくれないとわかんない」


「わざとでしょ?」


「なにが?」


「もー!!!
奥野さんの事好きすぎて
こんなに近くにいたら
ドキドキして心臓が壊れちゃうの!」


「こんなに近くって?こう?」


もっともっと密着してきた奥野さん。


「やめてよぉ~」


「フフフ トマトみてぇーに
まっかっか」


「笑うな!」


「ばーかドキドキしてんのは
オレも一緒だよ
・・・改めて言うけど
朱音 オレと付き合ってくれる?」


「えー!どーしようかな?」


「こら!真面目に答えろ!」


「・・・あたしで
よかったら末永くお願いします」


あたしと奥野さんの恋は始まったばかり
これからいろんな事があっても
乗り越えていこうね。


おわり・・・。