あたしは颯の写真に指を這わせる。


こうして写真に触れているだけで体は萌えるように熱くなる。


ゾクゾクと下腹部を刺激されているような感覚を得られる。


「颯……」


あたしは甘い吐息を吐き出し、颯の名前を呼ぶ。


写真だけで熱された体をもてあそぶように、そっと自分の下着に手を入れる。


「颯……あたしだけを見て……」


颯が希彩ちゃんの名前を口にすればするほど、あたしは自分の感情の制御ができなくなっていたのだった……。