他にも似たようなエピソードがたくさんあると、教えてもらった。
「俺、敬太が好きだからさ、またかよって思いながらも、いつも面倒ごとに付き合っちゃうんだよな」
真斗はそう言って、笑った。
話を聞いて、心が温かくなった。
敬太のすぐに熱くなる性格に困らされても、真斗はいつも敬太のそばにいる。
本当に敬太のことが大好きみたい。
敬太もきっと、そんな真斗が好きだから、一緒にいるんだろうな。
男子の友情って、素敵。
私たち女子4人は……残念ながら、そんなふうにはなれないみたい……。
真斗と敬太の友情物語を聞き終えると、ふたつ目のチェックポイント、ボート乗り場にたどり着いた。
小さなプレハブのチケット売り場に、短い桟橋。
白鳥の形をした足漕ぎボートや普通の手漕ぎボートが、ロープの内側にズラリと並んでいた。
それを写真に収めて次へ向かおうとしたところで、正面から近づいてくる小さな明かり2つに気づいた。


