―――――――――――― ―――――――― あれ以来、自然と目で追うようになった、隣のクラスのキミ。 話しかけようとは思わなかった。 笑っているキミを、眺めているだけでなんだか幸せな気分になれた。 次の年、クラスが変わると キミと同じクラスになれた。 遠くから眺めていたキミが、前よりずっと近くにいる。 そのことが嬉しくて、堪らなかった。