裏アリ王子の彼女になりました(ニセの)

よくわからないけど、口ごたえできなくて。


あたしは琉生くんにひょこひょこついて行った。


あたしの家は、学校から15分くらい。


「敬語はやめろよ」


歩きながら琉生くんが言う。


「あ……はい」


すると、横目でギロッと睨まれて。


「…………うん」


言い直す。