裏アリ王子の彼女になりました(ニセの)

うつむきながら、ちょこちょこと、琉生くんの歩幅にあわせてついていく。


――と。


「きゃっ……!」


前を見てなかったせいで、廊下出ていた机に、足を引っ掛けてしまった。


うっわ!


顔から突っ込む!!


覚悟して目をつむった瞬間。


「あっぶねっ……!」