【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





「なんでいんの」



今井くんは、私たち3人を順番に見て、明らかに驚いている様子。



「そりゃぁ!今井くんのお見「バンッ!」



言い終わる前に、勢いよくドアを閉められた。



「なんでっっ!?」



思わず叫ぶけど、返事はない。

もう一度インターホンを押してみるけど、さっきよりも反応がなくて、不安と苛立ちが混ざる。



「まぁ、入るか」



あっさり言って、佐倉くんが遠慮なく家の中へ入っていく。

その後ろ姿を見ながら、いやそれ大丈夫なの?と一瞬思いつつも、結局私もついていってしまう。

今井くんの家の中は、想像していた通りシンプルで整っていて、どこか落ち着く空気があった。

そして二階へ上がり、今井くんの部屋の前に立つ。「ガチャ」と躊躇なく扉が開かれる。



「ふっー……ふっー……」



荒い呼吸の音が、静かな部屋にやけに大きく響いていた。部屋は黒と白を基調にしたシンプルな空間で、余計なものがほとんどなくて、いかにも今井くんらしい。

でもそんなことをじっくり観察してる余裕なんてなかった。さっきから、今井くんの息が明らかに苦しそうで。