【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





「し、心配だっ……!!!」



ちゃんと寝てるのかな、とか、熱どれくらいあるんだろう、とか、そんなことばっかりが頭の中をぐるぐる回る。



「それでねー……!」


「舞琴ちゃんやべぇー!」



……って、何の話!?

気づいたら二人で盛り上がっていて、一瞬置いていかれる。

いやいや、そういうことじゃなくて!なんで勝手に2人の世界に入ってんのさ!



「佐倉くんっ!」


「え?あぁ。ごめんね」



中村との会話がそんなに面白かったのか、佐倉くんは目に涙を溜めて笑っている。

その様子に少しだけムッとしながらも、「じゃあ、今日お見舞い行く?」という一言で全部どうでもよくなった。


お見舞い!!!

その言葉を聞いた瞬間、頭の中に今井くんの姿が浮かぶ。弱ってるところなんて見たことないけど、だからこそ放っておけないし、むしろ今すぐにでも会いに行きたい気持ちがどんどん膨らんでいく。



「行く!!」



迷う理由なんて一つもなかった。

今すぐ会って、大丈夫かどうか、この目でちゃんと確かめたい。