「……あのさぁ、こんな事していいと思ってるわけ?」 「……っ……ごめんなさ……」 何故か泣き出すカオルさんに腹が立つ。 「カオルさん、何年生?」 「高2ですっ……っ……」 俺と同じか。俺はそう思ってカオルさんに言った。 「していいことと悪いことくらいわかるでしょ。俺、もう戻るんで」 俺が、そう言うとカオルさんは、いきなり俺に飛びついて、ベッドに押し倒してきた。 「……は?」 「行かないで」 なんなんだ、この女。