「待って!!」 後ろから、茶髪のボブの声が聞こえた。 「なんですか?」 「名前教えてください!」 「……はあ?」 なんで俺が他人に自分の名前を言わなきゃいけないわけ? 「なんで俺が「だって、私の名前呼んだじゃないですか」 それは、聞こえたからでしょと内心思いつつ口を開いた。 「今井祐月」 俺は、そう言うと石原さんを引っ張ってレジに行った。