そして、結局誰の反対もまともに聞かれないまま、なんとなくの流れでベッドに入ることになった。ベッドは2つと3つに分かれていて、私は3つ並んだ方で、今井くんとのっちの間に挟まれる形になった。
この距離、近すぎる……。
隣にいる今井くんの気配を強く感じて、さっきの出来事が一気に蘇ってくる。
心臓がうるさいくらいに鳴っているのが自分でも分かる。そして、少し離れた隣のベッドには中村と佐倉くんと野村くん。
まぁ、私たちもいるし、さすがに変なことはしないと思うけど、それでもなんだか落ち着かない。
「みんな、おやすみー」
佐倉くんの声と同時に、部屋の電気がパチンと消える。
暗闇が一気に広がって、さっきまでの賑やかさが嘘みたいに静かになる。そしてすぐに、誰かのいびきが聞こえてきて、思わず小さく笑いそうになる。
あ……結局、今井くんと何があったのか、あの2人に話せてない。
でも、それでもいいかもしれない。さっきの時間は、私だけの特別なものみたいで、少しだけ大事にしたくなる。隣から伝わる体温と気配にドキドキしながら、私はそっと目を閉じた。



