「何の話してんの?」
「あ~祐月。結婚しようかなって思って」
「あれ?まだ結婚してなかったんだ」
「この野郎」
軽口を叩いた瞬間、涼太くんに髪をワシャワシャと乱される。
「あーーーー……」
まだ乾いていない髪から水が飛び散って、顔や首にかかる。その冷たさに思わず顔をしかめる。
「着替え終わりました~」
ちょうどいいタイミングで野村が戻ってきて、全員揃ったところでロビーへ向かうことになった。
ーーガラガラ……と扉を開けた瞬間。
「でさぁ!祐月、あいつが「キャッ!!」
渉が話しながら勢いよく扉を開けたせいで、隣の女風呂から出てきた人とぶつかった。
「いたた……」
「わっ、すいません」



