「そうだよね、私もさっさと付き合っちゃえばいいのにって思う!のっちと野村くん」
「………………え?」
のっちの顔が一瞬で真っ赤になる。
あれ?
「由良、そっちいったか。まぁ、それもそうだ」
中村が意味ありげに肩に手を置く。
そっちって何?今の流れってそういう話じゃなかったの?
「それもそうだね~、見ててじれったい!」
亜紀さんがのっちの頬をむにっと挟みながら笑う。
「あきゃしゃん~いちゃいれしゅ~」
何言ってるか分からないけど、のっちが可愛すぎて全部どうでもよくなる。やっぱり天使だ、この子。
「とりあえず、2人とも頑張るのよ!」
「私と亜紀さんはラブラブしてるわ」
「中村のバカ!」
でも~~~……負けたくない!
私だって――絶対に…!
「私だって、今井くんとラブラブしてやるんだから……!!!!」
その想いを胸に抱えたまま、私は湯船から立ち上がり、温泉を後にした。


