【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





亜紀さんは本当に大人の女性って感じで、私とは全然違う。落ち着いてるし、余裕があるし、何より綺麗だし。



「私、亜紀さんみたいになりたいです」


「えー?」



少し驚いたように笑う亜紀さん。

本当に綺麗で、顔もスタイルも完璧で、同じ女として見ても憧れる。今こうして一緒にお風呂に入ってるから余計に分かるけど、スタイルもすごくて、まさにボンキュッボンって感じで……。



「私も、亜紀さんみたいに綺麗になったら、少しは今井くん私のこと見てくれるかな」


「由良ちゃんはね、由良ちゃんのままでいいんだよ。私、どこも大人っぽくないんだから」



そう言って少し恥ずかしそうに笑う亜紀さん。


「私、子供だよ」


「え?」



その言葉に、私も中村ものっちも思わず顔を見合わせる。



「私、こう見えて凄い涼太に甘えちゃうし。すぐ嫉妬しちゃうし。喧嘩だってしょっちゅうだよ。喧嘩はいつも些細なことで、ほとんど私が悪いのに、いつも涼太が許してくれたりね。子供なんだよ、まだまだ」



少しだけ寂しそうに笑う亜紀さん。

その表情が、さっきまでの“完璧な人”のイメージを崩していく。でもね、と続ける声はどこか優しかった。