【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





俺はそっと石原さんの体を引き寄せる。


軽い。思ったよりもずっと柔らかくて、安心する匂いがした。

だめだ、俺。完全に変態くさい。でも離したくない。むしろもっと近くに感じたいとか思ってる時点でアウトだ。



「スー……スー……」



規則正しい寝息が胸元から聞こえてくる。



「………………好き」



気づけば、声が漏れていた。

寝てる相手にしか言えないとか、どんだけヘタレなんだよって思うけど…でも、本当の気持ちだから。

石原さんだけが好きなんじゃない、ちゃんと俺も同じくらい好きだよ。



「好きだよ」



もう一度、今度は少しだけはっきりと言葉にする。

そして片手で石原さんの頭を優しく押さえながら、自分の胸に引き寄せた。



「んー……」



胸の中で小さく動く石原さん。

さっきまでシャツを掴んでいた手がゆっくり離れて、代わりに俺の背中へ回される。その仕草に一瞬息が詰まる。



「ん〜…………ん?」



さっきより少し意識が浮上したような声。



「…………え!?」



石原さんが勢いよく顔を上げて、至近距離で視線がぶつかる。



「…………。」


「…………えっ!えっ!ええ!え、やだ!え!」