【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





……夢の中でも石原さんとか、どれだけ頭の中占領されてんだよ俺。


しかも内容が妙にリアルで、やけに幸せだったのが余計にタチが悪い。

まぁ、現実でも毎日のように告白されてるけど、それとはまた違う感覚だった。

それよりも、なんでこんなに体が重いんだ。


寝起きでぼんやりしたまま、半分しか開かない目を無理やり持ち上げて前を見る。



「…………は?」



一瞬で眠気が吹き飛んだ。


え、なんで?なんでここに?


頭が追いつかないまま視界に入ってきたのは、俺の膝の上にちょこんと座っている石原さん。

そのまま俺の胸のシャツをぎゅっと掴んで、無防備な顔で眠っている。



「…………やばい」



状況を理解した瞬間、顔が一気に熱くなる。

普通の俺なら、反射的に離してる。距離を取ってる。

なのに今は、それをしたくないって思ってる自分がいる。むしろ、このままでいたいとすら思ってしまっている。


それより、なんでこんなに無防備なの。なんでこんなに可愛いの。反則だろ、こんなの。