「今井くん……かっこいいです」
「どうも」
そっけない返事。でも、それでもちゃんと返してくれるだけで嬉しい。
今井くんはこっちを見ようともせず、頬杖をついて窓の外を眺めている。その横顔がやけに綺麗で、見てるだけで心臓がうるさい。それでもいい。今は、それだけで十分。
「今井くん、今日来てくれてありがとう」
「別に」
相変わらずの短い返事。でも、来てくれたこと自体が嬉しいから、それでいい。
「好きです」
「うん」
……返事としては絶対おかしい。
でも、それでもいい。だって、ちゃんと聞いてくれてるって分かるから。
「後ろ3人~!お菓子いる~?」
前の席から、野村くんが振り返りながら声をかけてくる。
「私はいいかな~」
そう答えると、野村くんはすぐにのっちの方を見る。


