「なになに、2人ともどうしたの!」
息を弾ませながら聞くけど、「まぁまぁ、とりあえず付いてきてね」と、のっちは楽しそうに笑うだけ。
その様子を見る限り、悪いことではなさそうだけど……こういう時の二人は、だいたいろくでもないことを企んでる気がする。
ガラッ中村が勢いよく教室の扉を開ける。
すると、中には佐倉くんと野村くんと…今井くんがいた。
「みんないるなら、言ってよね!」
「プチサプライーーズ」
佐倉くんが、両手を広げて大げさに言う。いや、全然“プチ”じゃないから。
「それで、みんな集まってどうしたの?」
ようやく状況を整理しようと問いかけると、「あのね……ゴホン!」と、野村くんがわざとらしく咳払いをした。
「次の日、連休じゃん?」
「「「うんうん」」」
私以外の全員が、タイミングぴったりに頷く。
その息の合い方に少しだけ違和感を覚えながら、教室のカレンダーに目を向ける。確かに、連休になってる。
「旅行行こうぜ!!!」
…………理解が追いつかない。


