【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





ヤキモチ?俺が?石原さんに?そんなわけ――



「そんなわけないでしょ」



即座に否定する。

でも、心のどこかで引っかかっている自分がいる。今まで、こんな感情を抱いたことなんてほとんどなかったのに。どうして今さら。



「ねぇ、石原さん。石原さんの好きってどういうの?」



気づけば、そんなことを聞いていた。



「えー、なにそれ照れるなぁ」



少し頬を赤くしながら、でもどこか嬉しそうに笑う石原さん。

照れてる場合じゃない。ちゃんと聞きたいんだよ、こっちは。



「…………私は、今井くんが好きだから。今井くんと一緒にいるだけで嬉しいの。同じ空間にいるだけで。話せるだけで」



ゆっくりと、言葉を選ぶように話し始める。



「いつの間にか目で追っちゃって、ほかの女の子と話してたら嫉妬しちゃって。一緒にいると、ドキドキしたりキュンキュンしたり?」



胸に手を当てながら、俺をまっすぐ見つめる。