「私、もう今井くんのこと…」
「好きって言われるのは嫌じゃない」
「え……」
「俺が嫌いって言ったら石原さんは諦めるの?前、授業中で叫んだよね」
そうだった……なんで忘れていたんだろう。
授業中、今井くんにノートの切れ端に「今井くんて好きな人いるの?」って書いたら、「俺に好きな人いたら、諦めんの?」って。
その時私、授業中にも関わらず そんなわけあるかっ!!って叫んだよね。
「なんで、覚えてるの……」
「……なんでだろうね?」
少し照れたように答える今井くん。その顔を見ただけで、私の胸はドキドキと早鐘のように打つ。
たまらず、今井くんの名前を呼ぼうとした瞬間、部屋の扉が開いた。
「隠れろ……!!」
野村くんがそう言った瞬間、腕を今井くんに引っ張られて目の前が真っ暗になった。
「んんん……」
「静かに」
な、なんなんだこの状況……!?



