【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





「中村……可愛い」


「なによ、気持ち悪い」



前言撤回!全然可愛くない、なんて思ったけど、やっぱり可愛い。



「告白だったら、いいね」


「うん。でも、告白じゃなかったとしても、私が告白するから」


「な、なんと中村!勇気ありますね!」


「いつも今井くんに好き好き言ってる奴が何言ってんのよ」



ま、まぁ確かにそうだけど……返事を求める告白は初めてだ。少し緊張する。



「中村……頑張ってね」


「うん。じゃあ、佐倉くんのとこ行ってくるね」



中村が部屋を出て行くのを見送り、私はベッドに腰を下ろしてテレビをつけた。すると、コンコンと部屋の扉を叩く音。



「はーい。誰ー?」


「西川です!」


「今開けるね!」



扉を開けると、のっちこと西川乃々華ちゃんがにこやかに立っていた。私と中村と同じ部屋の仲間だ。



「舞琴ちゃんて、佐倉くんに会いに行ったんだよね?」


「え!!」


「ふふっ……由良ちゃん分かりやすい」



のっちは上品に微笑んで、ベッドにちょこんと腰を下ろす。