【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





自販機の前でひとり考える。

オレンジにしようか、コーラにしようか、それとも無難にお茶か、いやカルピスとかもありか……うーん、迷う。

というか、石原さんの好みが全然分かんない。

自分の分だけ買うのもなんだし、とりあえず石原さんの分も考えるけど、もう考えるのが面倒になってきた。

なんで俺がここまで頭をフル回転させないと石原さんの飲み物を決められないんだよ……。



ピッ。

俺が押したのはオレンジジュース。

なんとなく石原さんのイメージ。


そして、俺のカルピスと石原さんのオレンジジュースを手に持って、石原さんのいる砂浜の方へ向かう。


あ……今井くん!と、声が聞こえる。

歩きながらチラホラ、俺の名前を呼ぶ女子達がいるけれど、無視してまっすぐ進む。


……あれ、石原さんはどこだ?このあたりのはずなのに。


すると、どこからか石原さんの声と男の声が聞こえてくる。


左を見ると……なんだ……いるじゃん。