【大幅加筆】クール男子の取扱説明書





「それよりさ、石原さん。俺、喉乾いたんだけど」


「あ、そうなの!気づかなくてごめん!!」


「いや、普通気づかないからね」


「それもそうか!」



私は慌てて笑ってみせる。



「俺、自販機行ってくるから。石原さんも一緒に来る?」



えっ!!今井くんが誘ってくれるなんて、なんか胸がドキドキしすぎて倒れそう!!


……でも、日焼け止めもそこまで塗ってないし、このままじゃ真っ黒くろすけになっちゃうかも……。



「……ものすごく嬉しい気持ちでいっぱいなんだけど、みんなのはしゃぎっぷり見てるね!」


「わかった」



今井くんは、そう言って自販機に行った。


やばい、やばいよ!! 今井くんが誘ってくれたよ!!



「ねぇ、1人?」



近くで声がして振り向くと、爽やかお兄さんが私を指さしている。



「え、私!?」


「そうそう!」



なんだこの人……!?



「何か、用ですか?」


「何か用って……ブッ!!」



突然口に手を当てて吹き出した。



「わははは!!!この状況わからない!?」



爽やかお兄さんは隣に座り、にやりと笑う。



「え?」



この状況って何?ただ座って話しているだけで何もしてないのに。