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「じゃ、観光客もいるし、お前らだけじゃないから他の人に迷惑かけんなよー!」
適当な先生の声が遠くで消え、先生たちはどこかに去っていった。
砂浜に取り残された私たちは、少し戸惑いながらも開放感を感じる。
「まてまてまてまて!!」
中村が私の横で叫びながら両手を振る。ど、どうしたの中村?
「どうしたもこうしたも、先生達勝手すぎるでしょ!!生徒たち置いていって自分たちだけどこか行っちゃうし!」
「まぁまぁ……先生達いないほうが楽じゃない」
中村はますます怒って小さく唸る。そんな中、遠くで「舞琴ちゃん!由良ちゃん!」と手を振る佐倉くんの姿。
私と中村は目を合わせて、「行こ!」と同時にダッシュ!
砂を蹴り上げながら全力で駆けていく。
「じゃ、遊ぼっか!」と
目をキラキラさせて笑う佐倉くんの顔が、まぶしすぎて目を細めてしまう。
「佐倉くん、行こ!!」
中村が佐倉くんの手を握ると、先に駆け出していく。
え、意外と大胆じゃないか中村……!
でも私の視線は横にいる今井くんに集中していた。


