【大幅加筆】クール男子の取扱説明書




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「き、ききき綺麗ーー!!!なんでこんなに青いの!?空も海も光を反射してキラッキラしてて、まぶしすぎる!!」



修学旅行1日目、沖縄の海に立った瞬間、私は思わず中村の肩をバシバシ叩いて、「ねぇ、中村綺麗だね!!」と言う。中村は少し照れくさそうに「そうだね」とだけ言う。


そうだね、しか言わない中村だけど、今日はいつもと違って不機嫌じゃない。

もしかして……いやいや、そんなことあるわけない。



「青春って感じだね」


「そうだね」



やっぱりそうだよね、景色も人も全部が眩しい。この時点で、心臓が早くなるのを止められない。


中村が頬に手を添えて照れているのを見て、思わず



「中村、佐倉くんと何かあった?」


「ちょっと……嬉しいことが」



えっ、なんで乙女っぽくなるの!?中村、あなたまさか本当に照れてる!?



「ま、まぁ、夜話すから!」



中村は慌ててそう言いながら、自分も心臓バクバク。やっぱり修学旅行ってやばい。



「ど、どうしよう中村!この水着思ってたより露出度高いよ!」


「あんたね、昨日一緒に買いに行ったやつでしょ。そのくらい普通よ」



なななっ、なんなんだこのビキニ野郎!!