【大幅加筆】クール男子の取扱説明書




「~~~~っ!!!!」



やってきました、修学旅行!!!!

朝からずっとテンションがおかしくて、自分でも分かるくらい浮かれている。



「ねぇ、今井くん!お菓子食べる~?」


「私のも!」


「何言ってんの私のでしょ!」



周りの女子たちの声が次々と飛び交って、バスの中はすでにお祭り状態。


その中で、私はというと――今井くんの隣の席に座っている。

そう。今はバスの中。

そして、私の隣が今井くんなのです!


本当は中村が隣のはずだったのに、中村と佐倉くんがいい感じに入れ替わって、結果こうなった。

あの二人、絶対わざとでしょ。あとでちゃんとお礼言わないと。

……いや、やっぱりからかうのもありかも。


なんて考えてる間にも、現実はとんでもない状況で。横から前から後ろから、ひっきりなしに女子たちが今井くんに話しかけてくる。



「お菓子いるー?」


「これ美味しいよ!」


「今井くん、これ食べてみて!」



……いやいやいやいや!!人の気も知らないでさぁ!!!