「休みだからって気抜いて年明け早々指導が入ることのないようにな。じゃあ、お待ちかねの成績表だ。1人ずつ前の奴が出てきたら来いよ。じゃあ名簿1番から」

 そういいながら先生は廊下に出て、名簿番号1番の男子が先生の後をついて行きます。

 こうなったらまた雑談タイムです。
 早速神野くんに肩を叩かれたので隣を見ます。

「晴野、別に映画じゃなくてもいいから遊ぼうぜ」

「ちょっと待った。よもちゃんはクリスマスイブはいつも嵐鬼と一緒に遊んでんだよ。ね、よもちゃん」

 会話に強引に入り込んできたのは雷斗くんです。またまた睨み合い再開していますね。

 正直、どうしようかと考えています。

 確かに雷斗くんの言う通り、クリスマスイブはいつも嵐鬼でクリスマスパーティーに参加させてもらっていて、毎年の楽しみの1つであることには否定のしようがありません。

 でも、神野くんと遊ぶのもいいなって思っている自分もいます。

 どうしましょう…。