昨日、あれから泣き疲れて、何もせずに寝てしまった私。 和君に、言い逃げみたいなこと…しちゃったな…。 今日、会えたら謝ろう。 ……それにしても…。 昨日、楓ちゃんと瞳ちゃんは和君のことを知ってるみたいだった。 というより、私以外の5人は元々仲が良いような雰囲気を感じた。 「あの…楓ちゃんと瞳ちゃん…か、じゃなくて、水谷先輩と仲良いの?」 恐る恐る聞いた私に、二人は不思議そうな顔。 「え…?和哉君?」 「まあ…知ってけど…」 何故か言いにくそうに言葉を濁す二人に、私は唾を飲んだ。