妬こうよ、そこはさ。

作戦四はとりあえず思いついたので、やってみよう。


聞いたことがあるだけでやり方は分からないし、上手く想像できないから、効果の期待はあまりできない。


なにせ、人に言わせれば、私は普段からそうらしいし。


まあでも、と。とにもかくにも、作戦四、『強がりを言ってみる』を実行。


「私は平気」


唐突に口を開いた私を怪訝に見遣り、彼は本から顔を上げた。


「……何が」

「だから、平気」

「…………うん、何が?」


何がと聞かれても私にも分からない。


とりあえず、平気と繰り返す。


「いや、だから」

「何もかもが平気」

「……それはよかった?」


なるほど、確かに。平気なのはいいことだ。


とか、考えていたのがいけなかったんだろう。


というかこの作戦は無謀すぎたのだ。


しまいには、後でな、と言われてしまった。