啓次郎偽名だったんだ
あ・・・あたしもか。
啓次郎ってあたしのこと
気づいてる?
知ってて知らないふりしてんのかな?
いや・・・
あたし目立つ子じゃなかったから
わかってないかもしれない。
「アイツさ 家が近所だから
保育所からずっと一緒で
大学は違うけど同じ東京へ出てくるって
スゲー腐れ縁だと思わない?」
「だね・・・」
「今度三人で会う?
広島会とか作って語ろうよ」
「いやいい!遠慮する
あたしのことその人に言わないで」
「どうして?」
「昔のあたしを知ってる人に会いたくない
だからあたしのこと絶対言わないで」
「うん・・・美里が嫌だと言うなら
言わないでおくよ」
「お願いね」
「交換条件!言わないから
今度飯いこう」
「え・・・」
「ダメ?」
「そ・・・それは・・・
断るとあの人に言う?」
「わかんねーけどぉ~?」
「わっ!脅しだぁ!」
「あいつさ
めっちゃオレに自慢してくるからな」
「うん?何を?」
「今付き合ってる子がめっちゃ可愛いから
今度会わせてやる!って
だから負けたようだから
一緒に行ってくれる?」
「遠慮します!」
行けるわけないじゃん。
その前に・・・
啓次郎やっぱり彼女と言うか
本命が居たんだ。
だから最近様子が変だし
あたしから離れようとしてるんだ。
あたしはやっぱり
おつまみなのね。。。



