し・か・え・し



コール2回ぐらいですぐに健斗が出た。


「マジ?」


第一声がそれ


「マジって何?」


「友達としてなら掛けていいって
言われたのにまさか
美里からかけてくるなんて」


「あ・・・
手があたったのよ
健斗の下の人にかけるんだったんだけど」


とか言ってごまかす。


「でも 掛けてくれて嬉しいよ」


「そう言えばさ
今日ファミレスに居た?」


「あ!うん居たよ」


「あたしもそこへ行ったんだけど
人がいっぱいだったんだ
それで健斗に似てるなぁ?
と思ってたんだけど
声をかけて違ってたらハズいから
やめたんだけど」


「かけてくれたらいいのに」


「でもあたし一人じゃなかったし
健斗も一人じゃなかったし」


「あいつなら気にしなくてもいいのに」


「そうなの?」


「あ!加藤啓吾って覚えてない?
同じ中学の」


「加藤?啓吾?」


「剣道部の」


「うーん???わかんないなぁ」


うちの中学はマンモス校で
4クラスもあったから
よっぽど目立ない限り
わかんないなぁ
隣のクラスぐらいまでなら
多少わかるけど。


「覚えてないか・・・」


「それが何か?」


「オレと一緒にいたやつ
そいつなんだけど?」


え・・・啓次郎も同じ出身?