し・か・え・し



トントンドアを叩く音がした。


啓次郎?
あ・・・来るわけないか
来ないで!と言ってしまったから
来ないでと言ったら本当に来たことないから。


・・・と言うことは?
えっ?まさか!
健斗がここを探し当てた?


ドアを叩く音は次第に強くなる。


怖い。


するとあたしの携帯が鳴った。


啓次郎・・・。


「ねっ!啓次郎いまどこにいるの?」


「はぁ?」


「あたしんちに変な人が来てて
ドアを叩いてんだ
ストーカーかな?
怖くて・・・近くに居たら
来てもらおうかなと思って」


「プッ」


啓次郎が笑った。


「笑うことないじゃない!
マジな話なんだからぁ~」


「ストーカーとか
そんなことされるような
見に覚えがあるわけ?」


ないとは言えない・・・。


健斗じゃなく彬?
彬がまた襲いに来たかもしれない?


「もー!人が怖いって言ってるのに!」


「もー!いいから開けろよ!」


「はぁ?開けろ?」


「いつまで待たせんだ!」


「へ?」


ドアの外にいるのは啓次郎?


確認すると啓次郎だった。。。


「あ・・・ごめん
上がって・・・」